- 湘南国際マラソンに出てみたいけど、マイボトルマラソンがネックでエントリーしようか悩んでいる
- これまで湘南国際マラソンに出ていたけど、マイボトルマラソンになってしまったのでやめた
- マイボトルマラソンでは記録を狙えない
- なんかよくわからないけどめんどくさそう
そんな風に考えていませんか
私も出走前はマイボトルマラソンに不安がありましたが、走ってみたらいい面もたくさんあり、
結果的には2022年の湘南国際マラソンで人生初のサブ4を達成できました!
実際に走ってわかったマイボトルマラソンのメリット・デメリットや走る前に不安だったことをQ&A形式にてお伝えします
向いているランナー、向いてないランナーもお伝えしますので2023年以降エントリーするかどうかの参考にしていただければ嬉しいです
マイボトルマラソンとは何か
湘南国際マラソンは2022年大会より、給水所に紙コップが無い世界初のマイボトルマラソンに変更になりました
従来のマラソン大会では給水所に沢山の紙コップが並べられ、すぐに給水ができる状態でしたが、その後コース内に沢山の紙コップが捨てられ、ゴミの問題が発生していました

↑踏みつけられ散乱したカップ
【引用】湘南国際マラソン2022年公式HP

↑一つの給水所から出るゴミ
【引用】湘南国際マラソン2022年公式HP
そこで湘南国際マラソンでは、水やスポーツドリンクが入ったジャグを用意し、各自で給水するマイボトル方式に変更し、ゴミの削減を目指しています
実際に2022年大会では従来のマラソン大会に比べ、約8トンのゴミ削減に成功しました
マイボトルマラソンのメリット・デメリット

マイボトルマラソンのメリット
- いつでも補給が可能なので、給水所を飛ばしてしまって脱水になる恐れがない
- 自分の好きなタイミングで補給が可能なので給水所の人混みが苦手な人には向いている
- ゴミが出ないので走っていて気持ちがいい
マイボトルマラソンのデメリット
- ボトルへの給水で足が止まってしまい、タイムロスになる
- マイボトルとボトルを持ち運ぶためのポーチやザックを買うための初期費用が必要
マイボトルマラソン Q&A

私が走る前に疑問だったことと、実際に走ってみてどうだったかをQ&A形式でお伝えします
Q:給水でのタイムロスはどれくらいある?
A:2回の給水でトータル40秒くらいのロスでした
Q:給水は何回してどれくらいの量を補給した?
A:給水は2回でした
はじめに400mlのボトル満タンに水を入れておいたので、
21キロ地点でボトルに1回、38キロ地点でコップに1回給水しました
Q:ボトルはどこで買えばいい?おすすめのボトルは?
A:湘南国際マラソンエントリー時に安く買えるので、そこで買うのがおすすめです
スポーツショップでも買えますが高いので大会エントリー時がいいです
Q:ボトルの持ち運び方は何がおすすめ?
A:すぐに補給ができるリュックタイプがおすすめです
私が使ったのはサロモンのACTIVE SKIN 8でしたが、胸の辺りにボトルを装着でき、ボトルを取り出さなくても口を近づければ飲めるので非常にオススメです

腰の後ろにつけるウェストポーチタイプはボトル落下の恐れがあり、おすすめできません
実際に大会当日落ちているボトルを数十本単位で見かけました
Q:持っていくのはボトルだけでもいい?
A:ボトルを落としたり破損するリスクがあるので、ボトルとカップの2つを持っていくのがおすすめです
大会公式サイトでのエントリー時にシリコンカップが購入できます
メインのボトルには水やスポーツドリンクをいれ、カップでコーラやカルピスなどのスペシャルドリンクを入れるというのもいいと思います
Q:マイボトルマラソンのための初期費用はどのくらい必要?
A:私の場合はボトル持ち運び用のザックが約11,000円、ボトルが約1000円でトータル12,000円くらいでした(2022年まではシリコンカップ代は無料だったので、カップの費用はかかってません)
出費を減らしたい方はザックではなくポーチにしたり、工夫すれば出費は減らせますが推奨はしません
Q:ドリンク補給場所は混雑する?
A:一部混んでいる場所はありますが、200mおきに約10個の給水タンクがあり、混んでたら次に行けばいいため、混雑して補給が困難ということは全くありませんでした
Q:ゴミ箱のない大会だけど、スタート直前まで切る防寒用の使い捨てポンチョを捨てられる場所はある?
A:コース途中にはゴミ箱がありませんが、スタート直後のポンチョを捨てるゴミ箱はありましたので、スタート直前までポンチョを着ている方でも安心です
Q:給水所の衛生面はどう?
A:ほとんどの人がマイボトルを使用しており、吸水口に飲み口をつけている人も見かけなかったため、私は特に気になりませんでした
Q:給水で足が止まるので走りにくいんじゃない?
A:たしかに給水で足が止まると再び動き出すのには労力が入ります
ただ足が止まったタイミングでストレッチをするなどそれを生かす方法に持っていくことでマイナス面を軽減しましょう
Q:給水のロスがあるので、タイムを狙うのは厳しい?
A:そんなことはありません
大会公式の発表でも過去5年間の平均と比較し完走率・完走タイムの増減は1%未満という結果が出ています
私の場合もトータルの給水でのロスが40秒程度で、これまでの自己ベスト4時間38分を大きく更新し2022年の湘南国際で初めてサブ4(3時間58分)を達成できました
なのでサブ3.5くらいまでの人はそこまでシビアに気にする必要ないと感じました
サブ3前後の人についてもタイムが早い分、補給する水分量が減るため、給水しないで完走できる可能性があります
ランニング系YouTuberのガチオさんはほぼサブ3の3時間3分でゴールしていますが一度も給水をせずに完走できたようです
詳しくは以下の動画でご確認ください
(動画内の【19分12秒】〜【20分17秒】で給水について触れています)
Q:実際走ってみて良かった?また出たい?
A:走って良かったです!また出たいので2023年の湘南国際マラソンもエントリーしました!
走る前はマイボトルマラソンに不安がありましたが、実際走ってみたら思ったほど負担ではなく、ゴミも少なくなるので出て良かったです
大会のアンケートでも86%がマイボトルの継続に賛成しています
マイボトルマラソンに向いているランナー、向いてないランナーは?

向いているランナー
- シビアにタイムを追い求めるよりは楽しみながらランニングができる人
- 初めてフルマラソンの大会に出る人
- 景色や雰囲気を楽しめる人
- エコ意識があり、ゴミを出さず気持ちよく走りたい人
- 自己ベストを出せなくても大会側のせいにはせず自分の練習不足と割り切れる人(他責思考ではない人)
向いてないランナー
- 1分1秒削ることに命を賭けていて、少しのタイムロスも出したくない人
- 何度もマラソン大会に出ており、既存の給水システムに慣れきっている人
- 他の大会も含めて、出るからには必ず自己ベストを更新したい人
まとめ

出走前はマイボトルを持って走ることに不安がありました
しかし走ってみたら、自分のタイミングで補給ができたり、思ったほどタイムロスがなかったり、ゴミも少なく気持ちよく走れたりといい面をたくさん発見できました
マイボトルがネックとなって参加を見合わせている人、特に2019年までは湘南国際マラソンに参加していた人にはぜひ一度走ってみて欲しいです
もし他に気になることがあればこのブログのコメント欄かツイッター【ポトフ(@potofu_blog)】へ連絡をくれれば回答させていただきます
2023年の湘南国際マラソンのエントリーも始まり、まだエントリーも可能です(2023年4月15日時点)
私もエントリーしましたので、ぜひ一緒に湘南の海沿いを走りましょう!
コメント